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泉南市議会は、いつ、何を、どう決めているのか

2026-10-21議会

泉南市の条例や予算は、市長が案を出し、市議会が採決で認めてはじめて動き出します。令和8年(2026年)9月の定例会でも、市の職員の給与の決まり、印鑑登録の決まり、保育施設の運営の基準、一般会計の補正予算などが議会で決まりました。市議会の人数、開かれる時期、案が決まるまでの順番は、市議会の公式ページと会議録で確かめられます。しくみを知っておくと、議会だよりに出てくる「付託」「原案可決」といった言葉が読めるようになり、傍聴や中継を見るときに、いま何の段階なのかが分かります。

議員は何人いて、どう選ばれるのか

泉南市議会の議員定数は15人です。昭和56年に30人と定めてから、6回減らしてきました。最後は令和2年9月の定例会で、16人から15人にする条例案が動議(議員が会議の場で出す提案)で出され、賛成多数で可決されました。15人は令和2年10月の一般選挙から適用されています。 議員は4年ごとの選挙で選ばれ、いまの議員の任期は令和10年10月27日までです。市内に住む満25歳以上で選挙権のある人なら立候補できます。議長と副議長は、議員のなかから選挙で選びます。議長は議会を代表して会議を進め、副議長は議長が出られないときに代わりを務めます。 市長も議員も市民が直接選ぶので、市議会と市長は対等な立場です。市議会基本条例はこの形を「二元代表制」と呼び、議会の役目を市政の監視と政策の提言だと定めています。

定例会は年4回、3月、6月、9月、12月

本会議には、決まった時期に開く「定例会」と、必要なときに開く「臨時会」があります。定例会は年4回、おおむね3月、6月、9月、12月に開かれます。臨時会は、たとえば令和7年は11月に開かれました。 どちらも最初の日に「会期」(会議を開く期間)を決め、その期間のなかで本会議と委員会を開きます。令和8年は、3月の定例会が3月4日から26日まで、6月が6月12日から29日まで、9月が9月2日から25日までの24日間でした。

本会議と委員会の役割

本会議は、議員全員が集まって最終的に決める場です。これに対して委員会は、議員が分野ごとに分かれて、案をくわしく調べる場です。いつも置かれている「常任委員会」は二つあります。 - 総務産業常任委員会:行政経営部、総務部、成長戦略室、都市整備部、会計課、選挙管理委員会などの仕事 - 厚生文教常任委員会:市民生活環境部、福祉保険部、健康子ども部、教育委員会、農業委員会の仕事 ほかに、議会の進め方を話し合う議会運営委員会があります。必要に応じて「特別委員会」も置かれます。令和8年9月の定例会では、予算審査特別委員会と、前の年度のお金の使い方を調べる決算審査特別委員会が開かれました。

議案が出てから決まるまで

議案が決まるまでの順番は、令和8年9月の定例会の日程で追えます。9月2日から4日は一般質問(次の節で説明します)にあてられ、7日の本会議で議案を審議して委員会に送りました。8日に総務産業常任委員会、9日に厚生文教常任委員会、10日に予算審査特別委員会を開き、決算審査特別委員会は11日と14日から16日まで続きました。最後の25日の本会議で、まとめて採決しています。 本会議での手順は、令和8年6月の定例会の会議録で確かめられます。まず副市長が議案を出した理由と中身を説明し、議員が質問(質疑)します。そのあと議長が、議案を受け持ちの常任委員会に送ります。これを「付託」と呼びます。報告など一部の案件は付託を省き、その日のうちに討論と採決まで進めていました。 委員会でも、質疑のあとに賛成や反対の意見を述べる「討論」があり、採決します。最終日の本会議では、委員長が委員会での結果を報告し、もう一度討論をしてから、本会議で採決します。採決は、賛成の議員が立ち上がる「起立」か、議長が異議がないかを尋ねる形で行われていました。議長は賛否に加わらず、賛成と反対が同じ数のときだけ決めます。 9月の定例会には30件の議案が出され、そのうち18件は令和7年度の各会計の決算を認めるかどうかの案でした。30件とも、出された案のとおり可決、同意、認定されています。

一般質問とは何か

一般質問は、議案の審議とは別に、議員が市の仕事について市長や職員に考えを尋ねる時間です。議員は事前に質問の内容を届け出て(通告)、市議会はその要旨を公式ページに載せています。令和8年9月の定例会では、3日間で12人が質問しました。 令和8年6月の定例会では、持ち時間を答弁も含めて1人60分としていました。市議会基本条例は、一つずつ質問して答えてもらう「一問一答方式」で行えると定めています。市長らの側も、議長の許可を得れば、論点をはっきりさせるために議員に問い返せます。6月の定例会には、会派を代表して質問する「代表質問」もありました。

傍聴、中継、会議録の見かた

本会議はだれでも傍聴できます(子どもや乳幼児は議長の許可が必要です)。傍聴席は20人で先着順です。当日、傍聴席の入口で住所、氏名、年齢を書いて傍聴券を受け取ります。車椅子でも傍聴できます。写真の撮影や録音には議長の許可が要り、前日か当日の開会30分前までに申し込みます。傍聴する人には議案書の貸し出しもあり、市役所のロビーでも会議の様子を映しています。 家から見るなら、インターネット中継があります。平成22年3月から本会議の中継を始め、令和3年6月からは本会議、二つの常任委員会、特別委員会を、YouTubeで生中継と録画で見られるようにしています。ただし市議会は、この映像は公式の記録ではないとしています。 公式の記録は会議録です。市議会の会議録検索システムでは、平成17年以降の本会議と、平成25年以降の常任委員会などの会議録が読めます。議員一人ひとりが議案に賛成したか反対したかは、議会だよりの「議案賛否一覧」に載っています(令和8年8月1日発行のNo.98など)。このサイトでも議会議事録を全文検索でき(令和8年10月時点で997件)、https://the-sennan.top/kensaku で言葉を入れて探せます。ただしこちらは文字起こしなので、原本と違うときは原本が正しいものです。 市民の側から議会に意見を出す方法もあります。請願書は議員1人以上の紹介が必要で、受け持ちの委員会で審査したあと、本会議で採択か不採択かを決めます。陳情書は紹介がなくても出せ、各会派に配られます。

考えるための問い

- 自分の暮らしにかかわる決まり(保育、介護、税など)は、二つの常任委員会のどちらで調べられるでしょうか。その委員会の録画を一度見てみませんか。 - 議員定数は30人から15人まで減ってきました。人数が少ないことの良い点と、困る点は何だと考えますか。 - 一般質問の通告や議案賛否一覧は、公式ページと議会だよりで公開されています。これらを読んで、関心のある議案への賛否を確かめてみようと思いますか。

出典

- 議員の定数と任期(泉南市議会) https://gikai.city.sennan.osaka.jp/29980 - 市議会の構成(泉南市議会・2026年) https://gikai.city.sennan.osaka.jp/29977 - 令和8年第3回(9月)泉南市議会定例会会期日程(泉南市議会・2026年) https://gikai.city.sennan.osaka.jp/31906 - 会議日程(本会議)(泉南市議会) https://gikai.city.sennan.osaka.jp/category/conference/conference5 - 会議結果(令和8年)(泉南市議会・2026年) https://gikai.city.sennan.osaka.jp/31515 - 令和8年9月第3回泉南市議会定例会会議事件一覧表(泉南市議会・2026年) https://gikai.city.sennan.osaka.jp/wp-content/uploads/R8.3_kaigikekka.pdf - 泉南市議会基本条例(泉南市議会・平成27年) https://gikai.city.sennan.osaka.jp/wp-content/uploads/kihonjyourei_20161006.pdf - 令和8年第2回定例会(第2号)会議録(泉南市議会・2026年) https://the-sennan.top/yobo/106026 - 令和8年第2回定例会(第5号)会議録(泉南市議会・2026年) https://the-sennan.top/yobo/106032 - 令和8年第2回定例会(第6号)会議録(泉南市議会・2026年) https://the-sennan.top/yobo/106034 - 傍聴案内(泉南市議会・2026年) https://gikai.city.sennan.osaka.jp/1942 - 議会中継について(泉南市議会) https://gikai.city.sennan.osaka.jp/19414 - 会議録検索(泉南市議会・2026年) https://gikai.city.sennan.osaka.jp/19543 - 泉南市議会だより No.98(泉南市議会・2026年) https://gikai.city.sennan.osaka.jp/wp-content/uploads/gikaidayori98.pdf - 請願・陳情(泉南市議会・2026年) https://gikai.city.sennan.osaka.jp/1959